アンケートとクイズへの回答、ありがとうございました。
スポーツフェスタ2025、古河薬剤師会のブースへお越し頂きありがとうございました。
当日、実施していただいたクイズの解答は以下の通りです。
うっかりドーピングにならないよう、お薬を安全に使用してください。
何かご質問等がありましたら、当会スポーツファーマシストまでご相談ください。
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1. ドーピングについてのルールは日本と海外で異なる
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×(誤)
全世界共通のルール(世界アンチ・ドーピング規定:CODE)というものがあります。また、使用が禁止されている物質も全世界共通で「禁止表国際基準」で定められており、最低でも年1回(1月1日)は内容の見直しが行われます。
国内外の大会で基本的なルールは変わりません。
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2. 市販の風邪薬はドーピングになることはない
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×(誤)
全市販の風邪薬の中には禁止されている成分が含まれている場合があります。特に、風邪薬、鼻炎薬、咳止めにその様な成分を利用している場合が多いです。一般の人は使用できますが、スポーツ選手が薬を使う時には気を付けなければなりません。

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3. 目薬や塗り薬はドーピングの危険が少ないので安全に使える
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×(誤)
目薬や塗り薬でも、使えば体の中に吸収されます。そのため、飲み薬ではないからといって安心はできません。実際に市販の塗り薬で違反となった事例もあります。

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4. 漢方薬は自然のものなのでスポーツ選手も安心して使える
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×(誤)
漢方薬の元となる生薬は動植物を乾燥させたりしてそのまま利用しているため、全成分を把握することが困難です。中には禁止物質を含む生薬もありますが、含まれないと思われる場合でも100%安全とは言い切れません。最近は生薬成分を含有する風邪薬も販売されています。生薬・漢方薬の使用は控えましょう。

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5. 病院にかかってお医者さんに処方された薬ならドーピングにならない
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×(誤)
病院でお医者さんに処方してもらう薬の中にも、スポーツ選手が使用できない成分が含まれる場合があります。そのため、スポーツ選手が受診する時には「自分がドーピングを気にしなければならない選手である」ことを伝える必要があります。

